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mas1xx_ope:power_management:start

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mas1xx_ope:power_management:start [2020/08/24 16:35]
admin
mas1xx_ope:power_management:start [2020/09/07 08:14] (現在)
admin
ライン 10: ライン 10:
 shutdown された状態で待機し、対応した入力があった場合に起動するという動作をします。\\ shutdown された状態で待機し、対応した入力があった場合に起動するという動作をします。\\
 OS の起動シーケンスすべてが走りますので、起動する頻度が高い場合には不向きです。\\ OS の起動シーケンスすべてが走りますので、起動する頻度が高い場合には不向きです。\\
-1 時間に 1 回など、低頻度でバッテリー駆動する、というような用途に向いています。+1 時間に 1 回など、低頻度でバッテリー駆動する、というような用途に向いています。\\ 
 +※ 電源コードを抜いて電源供給を断ってしまうと**起動することはできません**
  
 対応している入力には下記があります。 対応している入力には下記があります。
ライン 21: ライン 22:
 |  4|BU_DI3|DI3 〃| |  4|BU_DI3|DI3 〃|
 |  5|BU_EXT_RTC_ALARM|外付け RTC ALARM| |  5|BU_EXT_RTC_ALARM|外付け RTC ALARM|
-|  6|BU_MSP430_IRQ|マイコン割込| +|  6|BU_MSP430_IRQ|マイコン割込((将来の機能拡張により利用予定))
-|  7|BU_XIO_WAKEUP|拡張ボード割込|+|  7|BU_XIO_WAKEUP|拡張ボード割込((将来の機能拡張により利用予定))|
 |  8|  -  |OPT スイッチ割込((常時有効))| |  8|  -  |OPT スイッチ割込((常時有効))|
  
ライン 31: ライン 32:
 ==== OPT スイッチ押下による起動 ==== ==== OPT スイッチ押下による起動 ====
  
-shutdown 後、OPT スイッチを押下することで MA-S1xx を起動することができます。+shutdown 後、OPT スイッチを押下することで MA-S1xx を起動することができます。\\
  
 {{:​mas1xx_ope:​power_management:​ma-s1xx_opt_sw.jpg?​600|OPT スイッチ}} {{:​mas1xx_ope:​power_management:​ma-s1xx_opt_sw.jpg?​600|OPT スイッチ}}
ライン 42: ライン 43:
 起動後は無効化されていますので、sysfs でエッジの極性を設定する必要があります。 起動後は無効化されていますので、sysfs でエッジの極性を設定する必要があります。
  
 +{{:​mas1xx_ope:​power_management:​ma-s1xx_di.jpg?​600|DI}}
 \\ \\
  
ライン 64: ライン 66:
 \\ \\
  
-=== 外付け RTC Alarm による起動 ===+==== 外付け RTC Alarm による起動 ​====
  
 外付け RTC にアラームを設定し、指定時刻になったら起動するように設定することができます。\\ 外付け RTC にアラームを設定し、指定時刻になったら起動するように設定することができます。\\
ライン 70: ライン 72:
 また、電源 OFF 中は時刻補正ができませんので、あまり先のアラームを設定すると起動時刻にズレが生じます。 また、電源 OFF 中は時刻補正ができませんので、あまり先のアラームを設定すると起動時刻にズレが生じます。
  
-== 例: 2020/08/24 16:​30:​00(JST) に起動する設定 ==+=== 例: 2020/08/24 16:​30:​00(JST) に起動する設定 ​===
  
 <​code>​ <​code>​
ライン 94: ライン 96:
 </​code>​ </​code>​
  
 +\\
 +
 +===== Alpine Linux 高速起動モード =====
 +
 +不要な機能を省いた軽量化 Kernel + Alpine Linux を使用することで、15 秒ほどで起動するシステムを作ることも可能です。\\
 +これを使用することで、比較的高頻度で Power off モードを使用することも可能になります。
 +
 +{{:​mas1xx_ope:​power_management:​ma-s1xx_alpine_initramfs_boot.mp4}}
 +
 +\\
 +
 +===== RTOS(NuttX) 併用モード =====
 +
 +毎回 Linux を起動すると起動・終了に時間がかかり、高頻度でこのモードを利用すると待機時の低消費電力が無駄になってしまいます。\\
 +そのため、Linux を必要としないような軽い処理は RTOS(NuttX) で処理を行い、AWS へ通信をするなどの高度な処理をするときだけ\\
 +Linux を起動する、というような使い方も可能です。
 +(将来拡張)
 +
 +\\
 +
 +===== Barebox 併用モード =====
  
 +Linux を起動せず、Barebox(ブートローダー) で処理をしてしまうモードです。\\
 +NuttX 利用のケースと同様、通信など高度な処理が必要な場合に Linux を起動して処理を行います。
  
 \\ \\
  
  
mas1xx_ope/power_management/start.1598254518.txt.gz · 最終更新: 2020/08/24 16:35 by admin