MA-E3xxシリーズは、オンボードフラッシュメモリ(SPI Flash)からだけではなく、
SDカードからのブート(MMC boot)も可能です。
この方法では、PCでのHDDからの起動のように、ブートローダーからファイルシステムまで
SDカード上のものを使用してブートしますので、
といったことが可能となります。
ブート可能なSDカードには、条件があります。
市販されているSDカードには、先頭パーティションに Activeフラグ がついていませんので、
などを利用して先頭パーティションに Activeフラグをつける必要があります。
fdiskを利用する方法は一般的ですので、ここでは diskpart での方法を紹介します。
WindowsマシンにSDカードを挿入し、diskpart コマンドを起動します。
下のように、ディスク選択 ⇒ パーティション選択 ⇒ アクティブとしてマーク の順にコマンドを入力します。
終了するには、“EXIT” と入力します。
これで、MA-E3xxでブートできるSDカードが準備できました。
MA-E3xx シリーズ のページの、“Bootloader image for MMC boot” にある、
bootloader.zip ファイルをダウンロードします。
展開すると、以下のように2つのファイルが入っています。